No Way Out

はてなが苦手な人間によるはてなにあるまじきエロな話題 削除上等

アダルト(続き)

朝ごはん食べて少し力が出たのと、時間ができたので

 



なんじゃこのリンクの張らせ方?これだからはてなは・・・。まあいいや

 

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続き

とにもかくにも旧来のメジャーなサイトの停滞振りに反するように、えむえふしーは2007年頃から躍進した。チップ制度によるフリー・ショーをアメリカ人モデル達が積極的に行いだしたためと思われる。当時でもチップ制や公開ショーは特別新しいことではなかった。しかしアメリカ人モデルがこれを行うというのは皆無に近かったはずだ。

 

すべては50%とという当時としては常識はずれなPay Rateのおかげである。当初誰もがそのレートを信じてはいなかった。既存の他のサイト関係者は「せいぜい最大で」ということだろうと高を括っていた。サイト内部でモデルそれぞれの扱いやレートに差があるのは別に珍しいことではない。『週何ドル以上からは何パーセント、何ドル以上からはさらにアップして何パーセント』と契約書に明記しているところもある。それ以外のボーナスが出る場合もある。すべてのモデルに「50%保障」というのは当時ちょっと信じられない数字であったのだ。

 

最初えむえふしーはほとんどのモデルやスタジオからは警戒され、前に書いたとおりかなりレベルの低いモデルしかいないフィリピンあたりのスタジオの部屋や、どこか別のサイトと同時に配信されているチャット・ルームのサブばかりでダメなサイトの代表格であった。

 

それまで結構な月会費をとる閉じられたサイトにいたり、他のメジャーサイトから移ってきたアメリカ人モデル達が、それまでは死んでもやらなかったフリー・ショーをえむえふしーでやるようになって、後にレビュー・サイトなどから「ニュー・エイジ」と表現されるようになる今のスタイルが確立した。

 

フリー・ショー=cum show, public show、つまりそれまで旧来のサイトではプライベートチャットにお金を払って入室して初めて見ることができたマスターベイションのショーである。それを無料で誰でも閲覧できるところで行う。これはそれまでは低いレートでも米ドルとの貨幣価値の違いによって充分な収入になる一部の国の限られたモデルしかやっていなかった。

 

何故お金も入らないのにせっせと励まなければいけないのか。それどころかお金ももらえないのに裸見せてどうする、裸が見たくなるようにお客を誘うのが無料チャットというのがそれまでの常識であり正義であった。

 

しかし50%のレートならチップを総計すれば、それまでの旧来のスタイルのサイトで大変な思いをしながらプライベート・ショーを稼ぐことと収入的にはかわりがない。むしろもっと稼げる可能性があると誰かが気づいたのか、運営会社がモデルを説得したのかそのあたりはわからない。いずれにせよなんとなくあのモデルだろう、もしくはあのモデルが最初のブレイク・スルーの一人だろうという心当たりはあるのだが、そのあたり真偽を確かめたいとも思わないのでこのあたりは憶測にすぎない。とにもかくにもアメリカ人モデルによる(多くの人間にとっては)無料の公開ショーが一般的になったのはえむえふしーからだと思われる。

 

えむえふしーが巨大人気サイトになるまえに何度か見たことがあったが、その印象は最悪だった。昔見て胸糞が悪くなったことがあったある欧州系のサイトのDirtyなショーを思わせるような公開ショーを、あまり綺麗とはいえないアジア系のモデルが行いながら、盛んに「Tip me Tip me」と連呼していた。ありていに言えばブ*なモデルが「カネ、カネ!カネ!!」と叫びながらマスターベーションを演じているのである。

 

思い出しただけで気持ち悪くなってきた。

 

プライベート・ショーを買う金もないのに「アレ見せろこれ見せろ」と言うユーザー達をchat modelやcamgirlが「Begger」と呼んで蔑むのはよく知っていたが、このサイトではモデルがBeggerなのかとあきれたものだ。本質は今もそんなに変わっていないというのが本当のところで、あのサイトで働くモデルはトップ・モデルを含めて基本的にBeggerだとは思うが・・・。

 

 

で、なぜえむえふしーを話題にあげたかというところに戻る。最初に書いた「無から有を生み出す」という奴、具体的にはベストセラーになったとかいうビジネス書の「フリーからお金を生みだす新戦略」とかいうアレである。堅苦しくマジメに本に書かれたことが「低俗」なアダルト業界全般からも軽んじられる傾向の強いヌード・チャットで実践され実証されているのである。

 

ビジネス書で取り上げられている産業は数億円単位の「ビジネス」で、そんな「低俗」なインターネットのサービスと同列に語れないと思ったあなた、あなたは確かに様々なビジネス書を読んで支払う必要の無いものにお金を費やす資格があります。今現在ちょっと人気のあるchat model、camgirlsと呼ばれる女性達が年収どれくらい稼ぐかご存知ですか?

 

よく言われるのが米ドルでsix-figure

つまり六ケタ、日本円で数千万円。しかもトップの一人がその数字を稼いでいるわけではなく何人かがそのクラス。さらに概算するとそういったクラスには及ばないもののそれに近い年収一千万円弱クラスがかなりいるはず。人気モデルとはいえずとも、そこそこ一定の顧客をつかんでいるモデルは充分専業で食っていける。

 

そしてモデルへの支払いが50%とということは、そのモデル達の収入を合計した金額がたったひとつのサイトに入ることになる。このあたりの数字は別に内部の人間でなくてもちょっと考えればすぐわかる。なにせ普通に公開されている情報だからだ。

 

この業種はかなりな規模の金額が動く立派な産業なのである。立派にも色々あって金額の大小だけが問題ならコカインやその他の麻薬の生産と売買だって立派なことになるが。

 

こういった経済的な背景もあってか、ここ数年この業種をアングラなものから陽の当たる場所へ出そう、市民権を与えようみたいな動きが出てきているようだ。2年前にはこの業種・camgirlを題材にした独立系の映画「King Kelly」が公開された。

King Kelly (2012) - IMDb

 

映画を見ればわかるが、この映画はもろにえむえふしーがモデルになっている。映画としてはとりたてて名画というわけでもなく、ストーリー的にもこの業種の本当にコアな事情とかには触れず、最後の最後、ラスト・シーンの数十秒だけにテーマが集約されているといった感じで正直つまらない・・・。

 

昨年だったかNYTの日曜版あたりのコラムにもCamgirlとえむえふしーが肯定的な論調で取り上げられていたはずだ。取材を申し込まれたえむえふしー側は一切応えなかったらしい。なんとなくその理由はわかる気がする。

 

ということでここからさらに話は変わる。

 

大体呼称をCamgirlとしたり、かオンラインになる・ビデオ配信を行うことを「caming」とか(日本の同種のサービスで「インする」とか言うのと同じ表現)表現してなんとなく一般化しようとしようとする動きには強い抵抗を感じる。on camera とcum をひっかけた造語なんだろうが、使っている本人達は格好いいつもりでもぶっちゃけダサい。

 

大体この業種の起源そのものからしてかなりアングラというか犯罪すれすれ詐欺すれすれのところから始まっている。今やっていることも他のセックス・ワークと呼ばれる各業種の、実際に身体を張って働いている人間からしたら「詐欺」呼ばわりされてもおかしくない。

 

そのあたり自覚してもっと慎めと言ってやりたい。前述のようにえむえふしーが天下のクオリティー・ペーパーの取材をばっくれたのもそういった後ろめたさが主な理由ではないか。後ろめたさという表現が適切でないなら「世間に認められたメディアに公平に今評価されたらとんでもないことになる」みたいな危機感とでも言おうか。

 

あれどこだっけと探したらあった。

camgirlwiki.com/wiki/Member_types

Camgirls とか Chat models とか呼ばれる職種の人々がいかにどのように顧客を見ているかがわかっておもしろい。これ見て「そうかちゃんとお金用意していかなきゃだな。キャバクラだってちゃんとお金払うしな!」と思うか「なめやがって。てめえらにくれたやる銭はねえ!」と憤るか。

 

日本の「チャトレ」(すごい略語だな)の人達がどう思ってるかは知らない。

 

まだ続く